寒かった2月も終わり、これから暖かな3月になります。運動する良い季節になりますね。
運動することが健康につながるということは、1953年イギリスのモーリス博士らによって初めて報告されたとされています。2階建てのロンドンバスの運転手と車掌の心臓発作と心臓病による死亡の頻度を比べています。結果は、心臓発作および心臓病での死亡ともに、車掌よりも運転手のほうが高く、特に55歳以降に、その差が顕著になっていることがわかりました。運転手は座る時間が長く、車掌は動く時間が長いため、車掌のほうが、身体活動量がはるかに多いわけです。その後の報告でも、郵便局内の事務職の人と郵便物を外で配達している人の心臓病発症を比べていますが、同様の結果が出されたようです。つまり、そのころから運動不足になると心臓病になりやすいことが考えられるようになりました。
皆さん、まずは自分のペースで楽しんで体を動かしていきましょう。