先月、女性初の総理大臣が誕生しました。所信表明演説で吉田松陰の言葉が引用されていました。「ことを論ずるには、まさに己の地、己の身より見(けん)を起こすべし、すなわち着実となす」という言葉です。その言葉を私は知りませんでしたが、自分が暮らす場所や自分自身の立場から物事を考え、着実に行動することの大切さを表しているとのことです。
私は、30代で山口市に2年半住んでいたことがあり、その間に何度か萩市の吉田松陰が作った松下村塾を訪れました。高杉晋作、伊藤博文、山県有朋、久坂玄瑞など有名な人材を輩出した吉田松陰に興味を持っていた時期があり、松下村塾を見学したときにはすごく感動しました。
吉田松陰は、夢や志を持つこと、学び続けること、そして自分の能力を信じることの重要性を教えてくれます。現代においても多くの人々に影響を与えていると思います。安政の大獄で処刑され29歳という短い人生だったにもかかわらず、どれだけ行動力のある人だったのかと驚きます。10年ぐらい前、吉田松陰の妹を題材にしたNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」がありましたよね。
時間があるときにまたいつか萩市を訪れたいと思っています。皆さんも萩市を訪れて明治維新胎動の地を感じて、吉田松陰の名言にも触れてみてはいかがでしょうか。

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