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老衰死

 

2ヶ月前に、イギリスのエリザベス女王が96歳で亡くなりました。死因は「老衰」とのことでした。

 

 

上図のように日本の新しい死因の割合では、老衰は第3位となっています。しかし、平成17年の死因の統計では老衰は第7位で全体の2.4%しかありません(下図)。実際、私も勤務医時代に死亡診断書を作成したなかで、1度も「老衰」を死因にあげたことはありませんでした。老衰死の定義としては、『高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死の場合のみ用いる』、とあります。定義が明確でないため、医師が死因を老衰死と診断することの難しさを感じることもあったのだと思います。しかし超高齢者の死亡者数の増加や、今後病院ではなく、在宅・施設で最期を迎える人が多くなるとさらに老衰死の人数は増えて行くと思います。

 

2015年に放送された(以後数回再放送されていると思います)、NHKスペシャル「老衰死~穏やかな最期を迎えるには~」をまとめた『老衰死』の本を読んでみました。

皆さん共通して考えることは、苦痛なく穏やかに最期を迎えたいということだと思います。この本を読むことで、もっと死を身近に感じることができ、今後いつの日か迎える家族や自分の死について今から考えていくことができると思います。

番組最後のナレーションコメントで、人には生きる力とともに穏やかに人生を閉じる力もあるのかもしれませんね、と結ばれています。

 

2022年11月20日
4年ぶりの胃カメラ

本日土曜日診療後、大野城市の松坂内科クリニックで、久しぶりに上部消化管内視鏡検査を行っていただきました。7年程前に、尿素呼気試験というピロリ菌の検査でピロリ菌が見つかり除菌を行いました。その後1年に1回位上部消化管内視鏡検査を行っていましたが、最近はコロナ禍の影響もあり、なかなか検査できていませんでした。今回検査で大丈夫な状態を確認できて安心しました。最近、声がかすれることもあり心配になることもありましたが、声帯も十分に確認してもらえました。検査中、先生の説明のもと画面を一緒に確認できますし、また介助の看護師さんにいいタイミングで声かけてもらったり、背中をさすってもらったりと安心して苦痛も少なく検査してもらえました。

今年50歳になったので、まだ検査したことのない下部消化管内視鏡検査も行いたいと思っています。ちょっと不安ですが…。

ガンは、生涯2人に1人(男性は2人に1人以上)に罹患すると言われています。できれば早期発見早期治療が望ましいと思います。やはり検査は大事ですね。

2022年11月05日
キレンジャー

11月1日ごとう整形外科が開院し、ベールを脱ぎ、宇美クリニックモールの集合看板が完成形となりました。

懐かしいゴレンジャーの色が揃いました。まえだ脳神経外科は、カレー好きのキレンジャーです!

 

2022年11月01日