大学卒業後、脳神経外科医として、福岡県内をはじめとして、大分、山口、佐賀の各地方で地域医療に取り組み、多くの手術を行い急性期の治療に携わってきました。また、大学で脳卒中の研究も行い、学術的な成果もあげることができ研究の楽しさも味わうことができました。直近までの4年間は宗像市の蜂須賀病院脳神経外科部長として宗像・福津地区の地域医療を行っていました。脳神経外科医としてだけでなく、九州大学病院救急部・集中治療部（現救命救急センター）で、救急専従医としても働き、また蜂須賀病院では整形外科の脊椎脊髄専門医の先生方とも100例以上の脊椎・脊髄の手術症例も経験しました。
脳卒中などの患者様を手術で助けることができるのはとても嬉しいものです。一方で、治療が難しい患者様も数多くおられました。そこで病気を発症する前からも関わっていきたいと考えるようになりました。
このたび2020年5月に、宇美町でまえだ脳神経外科を開院させていただくこととなりました。2020年は宇美町町政100周年であり、宇美町の記念すべき年に当院を開院させていただくことは大変光栄に感じています。当院のロゴマークは、宇美八幡宮のご神木であるくすの木をモチーフにしています。今後は、これまでたくさんの方々に助けられて育てていただいたという感謝の気持ちを忘れずに、地域医療に努めていきたいと思います。百寿社会に向けて、少しでも皆様の健康寿命、幸せ寿命を延ばせるようお手伝いをさせていただきたいと思っています。

家族は、妻、娘2人、息子1人の5人です。
ベッカーやエドバーグに憧れ学生のころからはじめた硬式テニスを、今でも時折楽しんでいます。数年前から、数百メートルの低い山々ですが、登山を楽しんでいます。休日には、子どもたちと一緒にサイクリングに行ったり、サッカー、魚釣りなどをして遊ぶこともあります。最近、健康に気を使うようになり、身近な食材を使って簡単で体によい料理を作ることに興味を持つようになりました。料理のレパートリーを少しずつ増やしていきたいと思っています。