4月になりました。
今年度より、宇美町に「学びの多様化学校」が、「うみハピネス」に開校されます。県内では昨年度に大牟田市に、今年度は宇美町の他に福岡市、北九州市、小郡市に計5校開校されることになるようです。小学生も対象にしているのは宇美町だけとのことです。
宇美町役場のホームページより、『宇美町立学びの多様化学校』のコンセプトは、
○不登校のこどもが安心して学ぶ学校
○学校がこどもに応える特別な教育課程の学校、とあります。
心や体を休ませることが必要な段階なのか、コミュニケーションを学ぶことが必要な段階なのか、学びの取り組みを支援したらいい段階なのかなど、それぞれの不登校のこどもにとって、今必要なことが異なると思います。この学びの多様化学校で、こどもたちに今必要なことをそれぞれ学んでもらおうということなんだと思います。こどもたちにとっても、保護者にとってもとても頼りにしたい大切な学校になると思います。
現実的には、学校の先生、それをバックアップする自治体はとても大変で、そのため全国的にも数少ないのが現状だと思います。そんな中、宇美町に「学びの多様化学校」が開校します。宇美町、そして宇美町の先生方には是非頑張って頂き、すべてのこどもが学びにアクセスできる学校にして頂きたいと思います。
福岡県医師会館で4時間の講習会が終わり、博多駅の近くのホテルで行われる別の研究会に歩いて向かっていると、何と『葉隠うどん』がありました。どこにあるか知らなかったのですが、一度食してみたいと思っていた評判のうどん屋さんです。いつもは行列ができると思いますが、運良くすぐに入ることができました。どんなうどんなのか全く情報得ずに、おすすめの肉ごぼううどんを注文しました。平べったく、ふわふわの食感の麺ととろけるような優しい出汁でした。何て美味しいんだろうと本当に感動しました。
皆さんも機会あれば是非!!
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寒かった2月も終わり、これから暖かな3月になります。運動する良い季節になりますね。
運動することが健康につながるということは、1953年イギリスのモーリス博士らによって初めて報告されたとされています。2階建てのロンドンバスの運転手と車掌の心臓発作と心臓病による死亡の頻度を比べています。結果は、心臓発作および心臓病での死亡ともに、車掌よりも運転手のほうが高く、特に55歳以降に、その差が顕著になっていることがわかりました。運転手は座る時間が長く、車掌は動く時間が長いため、車掌のほうが、身体活動量がはるかに多いわけです。その後の報告でも、郵便局内の事務職の人と郵便物を外で配達している人の心臓病発症を比べていますが、同様の結果が出されたようです。つまり、そのころから運動不足になると心臓病になりやすいことが考えられるようになりました。
皆さん、まずは自分のペースで楽しんで体を動かしていきましょう。
2月22日は頭痛の日です。当日アクロスで市民公開講座として頭痛についての発表をさせていただきました。たくさんの熱心な方に来ていただき大盛況となりました。これからも頭痛診療にしっかり取り組んでいきたいと思います。
夜は、頭痛のテーマカラーの緑でライトアップされていました。
今日から数日間今季最強の寒波が来るとのこと。今朝は何時もより早起きし通勤したので朝7時前にはクリニックに到着することができました。時間がたくさんできたので暖かい格好で散歩しました。寒かったですが気持ちいいですね。皆さんも気を付けて今週の寒波を乗り切りましょう。
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2月22日(土)は頭痛の日です。全国各地で「頭痛」に関するイベントが行われます。福岡では昨年に引き続き「旧福岡公会堂貴賓館」を頭痛のテーマカラーである「グリーン」に同日にライトアップします。また、同時午後3時からアクロス福岡で私含めた頭痛の専門医が市民公開講座として「頭痛」について詳しくお話しします。
1月31日(金)午前7時40からKBC「アサデス」でその旨のPRが放送されますので、お時間あればご覧ください。
その前日の1月30日(木)朝8時過ぎからKBCでそのPRが収録されるのですが、私は同日朝9時からの宇美町のクリニックでの診察に間に合わないためにテレビPRの収録には残念ながら参加できません。
2月22日の講演会では、私は「二次性頭痛」に関してお話し、そのほかの先生方は片頭痛を中心としたお話をされることになっています。参加料は無料ですので、是非アクロス福岡にお越しください。
当院受付ですが、頭痛のテーマカラーであるグリーンを、当院の建築時に取り入れています。
毎週21時からのTBS日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』は今日が最終話でした。石炭産業が栄えていた頃の長崎県端島(軍艦島)と現代が舞台となったドラマでしたが、第1話から引き込まれ毎週日曜日を楽しみにしていました。
本当に軍艦にみえますよね。
クルーズ船から撮った軍艦島の外壁です。
以前、軍艦島の本を読んだり、軍艦島クルーズ船のツアーに行ったこともあり、今回軍艦島がドラマの舞台になるとのことで、最初からとても興味が湧いて見始めたのですが、凄く良くできた面白いドラマでした。本を読み返して見ると、ドラマでも忠実に当時を再現されていたところも感心させられました。
ドラマをみていない方は、年末年始TVerでみてください。きっと面白いですよ。
本日、初めての大腸カメラ検査を受けました。大野城市の松坂内科では、土・日曜日も診療されており、これまで気になる症状があり早く検査したいと思っていたのですが、今回日曜日に検査してもらえました。
胃カメラは何度か行っていますが、今回大腸カメラは初めてであり凄く緊張しました。また、胃カメラでは鎮静を用いず検査してもらっていたので、今回大腸カメラも鎮静なしで検査してもらうことにしていたのですが、どれだけ検査が辛いのか分からなかったのでとても不安でした。しかし、松坂先生は経験が豊富なため、とても楽に検査を終えることができました。幸い結果も良くこれまでの不安も解消できました。
大腸がんの病期は0からIVまで5段階がありますが、Iまでであれば5年生存率が95% 、IIIまででも5年生存率が約80%です。 つまり、きちんと大腸カメラを受ければ、早期の発見で確実に死亡率の低下が見込めます。
皆さんも検査をお勧めします。
ちなみに検査で一番辛かったのは、前処置の腸管洗浄剤を飲むことでした。
先日、通勤中のラジオから興味深い話が流れてきました。ビゲロイ(Braarudosphaera bigelowii)という海の小さな藻の研究者である高知大学の萩野先生という方の話です。誰にもできなかったビゲロイの培養に成功されています。
ビゲロイはとてもユニークで特別な生物のようです。窒素は、遺伝子や筋肉、タンパク質などを構成する生命に必須の元素の一つですが、ビゲロイは窒素を呼吸するだけで体内に直接取り込めて利用しているとのことです。人間は呼吸で、大気中に多く含まれている窒素を酸素とともに大量にすっていますが、体内には全く取り込まれず全て吐き出されます。そのため生命に必須の窒素を肉や魚から摂取します。ビゲロイは呼吸をするだけで海水中の窒素を取り込み、そして成長することができるわけです。
今回、萩原さんとアメリカの研究者らの論文が有名な科学雑誌のScienceに掲載されました。ビゲロイの培養の成功によって、さらにビゲロイの研究が発展されます。今後もっともっと研究が進めば、食糧問題や環境問題など地球規模の課題の対策にもつながっていくことも期待されています。
ラジオを聞いていて、ビゲロイのユニークさと同様に萩原先生のこれまでの研究人生もとても興味深いものでした。
運動するいい季節になりましたね。私が参加させて頂いている宇美テニスクラブでも、老若男女、皆さん元気ハツラツにプレイされています。
運動は当然身体に良いことですが、テニスは運動の中で一番長生きするようです。デンマークの心臓専門医の先生らの「コペンハーゲン心血管研究」の論文では、テニスの寿命を延ばす効果は、調査対象となった他のスポーツより顕著でした。運動しない人と比べて寿命が延びた期間は、バドミントンが6.2年、サッカーが4.7年、自転車が3.7年、水泳が3.4年、ジョギングが3.2年でした。テニスをしている人はなんと9.7年も寿命が延びています。特にラケットを使うスポーツがいいようですね。テニスでは心血管系と筋骨格系に有効で、さらにテニスを通じて人とのかかわり合いを持つことができるから、身体的、精神的にもいいのだと考えられています。
ただ、肩や腰、手首や肘など酷使しないように、自分のペースで、身体を労りながら楽しんで運動することが大事ですね。