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散歩後の血圧

散歩することで、体によい効果がさまざまあることが知られています。

習慣的に散歩を行うことで普段の血圧が下がることはよく知られていますが、今回、散歩をした直後に血圧がどうなっているか自分で調べてみました。

先月10月に、朝の診療前に散歩をし、散歩前後の血圧を測定してみました。30分程度の散歩です。自宅で朝食を食べてだいたい1時間後ぐらいからクリニック近くで散歩を始め、じわっと汗をかくぐらいの運動でした。散歩前に血圧を測定し、散歩後は1分間ぐらいに椅子に座ってリラックスした後に散歩後の血圧を測定しました。

以下が、結果の表になります。

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ほぼ毎回散歩後に血圧は低下し、脈拍は上昇していました。平均で、散歩前が血圧124/82mmHgと脈拍72回、散歩後が112/76mmHgと85回でした。散歩後に収縮期血圧(上の血圧)は12mmHg、拡張期血圧(下の血圧)6mmHg下がっていました。

おそらく散歩によってリラックスでき交感神経がほぐれ、血管も拡張しているためかと推察しています。まさに散歩によって降圧剤の作用が得られているようでした(降圧剤は、交感神経を抑制したり血管を拡張させたりして血圧を低下させます)。

散歩することで直ぐにも血圧を安定させる効果があることが分かりました。これからもできるだけ診療前に散歩を行い、リラックスした状態で毎日の診療に臨みたいと思います。是非皆さんも散歩を毎日の習慣にしてみてください。

 

2021年11月01日