漢方の世界では、芍薬、牡丹皮、百合の根の生薬を用いれば女性は美しく、健康になれるという例えをされているようです。
粕屋のイオンモール福岡ルクルに行きました。子どもたちが映画を見ている間、私は本屋で興味をひかれた本を買い、コーヒーショップに入りました。明るい窓際の席でのんびりした気分で本を開きました。
買った本は、「世界でいちばん素敵なギリシア神話の教室」です。ギリシャ神話に関連することを、写真とともにQ&A形式で分かりやすくまとめられています。これまでギリシャ神話の物語を読むと面白いなあと思う一方で、いろんな神たちの関係が頭の中で整理がついていませんでした。この本は凄く分かりやすく説明してくれています。
地球や人間や動植物はどのようにして生まれたのか、生や死はなぜ存在するのか?ギリシャ神話は、そんな疑問に対する古代人の想像力の結晶なんだと思います。
ちなみに、「世界でいちばん素敵な教室」シリーズがたくさんあり興味をひかれる本がいくつもありました。
今月始め、私は新型コロナウイルス感染してしまい、その間休業となり皆様にはご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。
自宅療養をおこないました。最初は、喉のイガイガ感、そして少しずつ倦怠感、その後39度台まで発熱しました。3日間は38度前後の発熱、頭痛があり、以降は全くの平熱となりました。しかし喉の強い痛みが数日間ありました。10日間経過しコロナの療養期間が終了しお盆を迎え、お盆明けからクリニック再開しました。お盆明けから土曜日までバタバタと頑張りましたが、コロナ感染で体力も少し低下してしまい、疲れてしまいました。そこでたっぷりニンニクのきいたもつ鍋を食べに行きました。凄く美味しくて元気が出ました❗️
皆さんも新型コロナウイルス感染に気をつけてお過ごし下さい。
今年の本屋大賞に選ばれた本です。現在、ロシアがウクライナに侵攻していますが、そのウクライナ周辺を舞台に、第二次世界大戦中のドイツがソ連に侵攻する史実をもとにした物語です(この本はロシアのウクライナ侵攻の前に刊行されています)。実際にソ連には女性の狙撃兵がいたようで、ソ連の女性狙撃兵セラフィマが主人公です。題名で、敵を撃て、とありますが、ナチ・ドイツだけが敵ではなく、また人それぞれに敵と味方があり、一方で敵も味方もない人もいます。敵とは何なのかということを考えさせられます。物語の導入では鬼滅の刃を思い出し、セラフィマは竈門炭治郎です。後半はドキドキしながらあっという間に読み進んでいき、最後はそうくるのかと。「沈まぬ太陽」「白い巨塔」などで有名な山崎豊子さんのように背景をしっかりと調査され、凄く読みごたえのある面白い本でした。本屋大賞として納得のいく凄い本だと思いました。
先日、筑前町の大刀洗平和記念館を子どもたちとともに訪ねました。大刀洗平和記念館は、特攻隊の訓練拠点だった大刀洗飛行場の歴史を展示しています。ちなみに特攻隊基地として有名な鹿児島県の知覧は、大刀洗陸軍飛行学校の分校とのことです。
展示場には、九七式戦闘機(九七戦)と零戦が展示されていました。私は知りませんでしたが、九七戦は陸軍の、零戦は海軍の主力戦闘機で、日本が当時の世界に誇る技術の結晶でした。しかし、太平洋戦争の終盤には、アメリカの爆撃機のB29は高度1万メートルを飛行して日本の都市に焼夷弾の雨を降らせましたが、九七戦や零戦は高度6,000メートルほどまでしか飛べず、B29に対抗することはできなかったとのことです。
館内には映画も上映されていました。B29の空襲によって大刀洗飛行場の近くで犠牲になった31人の子供たちの悲劇を描いたものでした。 また大刀洗飛行場の歴史や戦前の様子も分かる内容でした。
戦争を知らない自分や子どもたちが、平和について考える貴重な時間となりました。
今、テレビCMで「片頭痛のあたりまえを変えていこう。」が流れています。
片頭痛で悩んでいる患者さんは沢山います。片頭痛は職場や家庭内など日常生活に支障をきたす疾患で、患者さんのためにも、社会にとっても解決すべきものです。長年の研究の結果、片頭痛治療は今変化しています。
是非ご相談ください。
CMの中の登場人物の着ている服や文字など緑色が多く使われています。これは、緑色が片頭痛を緩和させる効果があるからです。片頭痛には光過敏性が高いことが知られていますが、アメリカの研究者によって、片頭痛患者さんに対していろいろな色の光を当てた結果、青色の光では頭痛が悪化したのに対して、弱い緑色の光では光過敏性が有意に軽減することが発表されています。さらに一部の患者さんでは、緑色の光で片頭痛の痛みも約20%軽減することも明らかにされています。
まえだ脳神経外科では、片頭痛の患者さんに優しい色使いを行っています。
7月10日朝一番に参議院選挙に行ったあと、かよ皮ふ科の見学会の手伝いに行きました。暑かったですがたくさんの方が見学に訪れてくれました。私はあいりお耳鼻科とまき内科の先生と共に、見学会に親御さんと一緒にこられたお子さまたちに、水風船すくいやスーパーボールすくいを行うコーナーの手伝いを行いました。
かよ皮ふ科は外装、内装ともおしゃれな建物です。11月1日開業予定のごとう整形外科の後藤先生も応援にきていました。
クリニック前の寄せ植えの鉢で、百合が咲きました。このうだるような暑さの中、ときに風に揺られて、凛として咲いています。本当は途中に黄色いクロッカス、そして赤色のチューリップ、最後に白い百合が咲くという予定でしたが、途中のクロッカスとチューリップの勢いがありませんでした。しかし最後の百合は立派に咲いています。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は、美人を形容する言葉ですが、漢方の世界では、全く異なった例えがあるようです。
・「立てば芍薬」の「立てば」は、イライラと気の立っている状態を示し、このような時には、鎮痛・鎮痙作用のある芍薬を使うのがよい。
・「座れば牡丹」は、座ってばかりいる人は血液の巡りが悪くなり血の滞りが起こり、このような人には血流を改善する牡丹の根の皮の部分(牡丹皮)を使うのがよい。
・「歩く姿は百合の花」は、百合の花のように足元がふらつき、ゆらりゆらり、ふらふらと頼りなげに歩いている様子を表現し、これは、心身症の人の歩く様を示し、精神の安定をはかる百合の根を使うのがよい。
昨日、日本抗加齢医学会の専門医試験を大阪で受験しました。コロナ禍になり二度目の遠出の出張になりました。前回は約2年前の日本頭痛学会の専門医試験で、こちらも大阪でした。前回の大阪での試験のときは、受験者は少数で、新幹線の往復でもわずかな人しか乗り合わせていませんでした。今回は大人数の受験者で、帰りの新幹線もほぼ満員でした。試験会場では感染対策はきちんと施されていました。
試験後、帰りの新幹線まで時間がありましたので、久しぶりアルコールを口にしました。
帰りの新幹線では、学会会場で購入した本をリラックスしながら読みました。
またこれからの診療を頑張っていきたいと思います。
ICD(国際疾病分類)とは国際的に統一された疾病・死因の分類のことをいいます。医療機関のカルテにも使われています。
これまでのICD-10(国際疾病分類第10版)には、「老化」という概念は含まれていませんでした。しかし、がんやアルツハイマー型認知症、心筋梗塞や脳卒中などの疾患の多くが、老化と非常に関連しています。近々、日本でも適用されることになる新しいICD-11(国際疾病分類第11版)では「老化関連の(aging-related)」という意味をもつ新たなコードが作られるとのことです。
例えば、新型コロナのCOVID-19において、亡くなる方の多くは65歳以上だといわれています。これまでCOVID-19のみで括られた疾病分類が”老化関連の”COVID-19という疾病分類に拡張できるようです。老化がWHOの疾病分類体系に組み込まれたのは、「老化は病である」という認識が医療の世界で広まりつつある現状を反映しています。
生活習慣病をはじめとする様々な疾患を予防し、さらにストレスや疲労、免疫低下など、疾患を悪化させる状況を改善していくことが大切です。アンバランスで病的な老化を早い段階から積極的に予防することが、健康寿命を延ばすことにもなります。
今日から、まえだ脳神経外科は3年目を迎えます。地域の皆様、スタッフ、その他いろんな方々のお陰でここまでやってくることができました。
2年前の交差点からの写真です。当時、5月20日水曜日にまえだ脳神経外科が開院し、その週の土曜日診療後に、雑木林を私も含めて30人以上の方々で、チェーンソーなども用いてかなりきれいに刈り取った後です。お陰で交差点から奥にまえだ脳神経外科の建物を見ることが出きるようになりました。手前にはクリニック募集の看板がありました。
そして、下の写真は現在です。同じ交差点から見た光景になります。2日前にまき内科が開院となりました。さらに新たな看板も設置されています。まだまだ開発途上です。
これからも地道に一歩ずつ頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。