知り合いの方に、大変貴重な宇美町の小林酒造の萬代『立春朝搾り』を頂きました。
今日2月3日は立春、新しい春を迎える日であり旧暦では正月です。昨日2月2日邪気を払った節分の夜からもろみを搾り、立春の今朝早くに搾り上がった生原酒で、立春を祝うお酒です。しかも萬代の立春朝搾りは、早朝より宇美八幡宮で祝詞をあげてもらいお祓いを受けている本当の縁起物のお酒です。さらに、火入れをしておらず新鮮ですごくフルーティーな味とのことです。
2021年の干支は辛丑(かのとうし)で、正式には今日の立春から干支が改まります。おめでたい日におめでたいお酒でコロナ収束を願い、頂きたいと思います。
ただいま、まえだ脳神経外科のとなりの敷地で、あいりお耳鼻科建設中です。昨年末までは基礎がつくられていましたが、今年になってみるみる形になってきました。
来月末の2月28日には、あいりお耳鼻科で、餅まきが予定されています。同時に、まえだ脳神経外科でも昨年の同時期にコロナ感染拡大防止の為断念した餅まきを一年越しでやる予定です。来月末にはきっとコロナ緊急事態宣言が解かれている上で、もうしばらくは続くコロナ禍でほんのひとときではありますが、地域の皆さんに餅まきを是非楽しんでもらいたいと思います。
まえだ脳神経外科では引き続き感染対策をしっかり行います。皆さん個人個人でも感染に気をつけて生活していきましょう!
丁度、元旦頃に最初の花が咲きました。
この長寿梅は盆栽で、恩師の先生ご夫妻から開業祝いにいただきました。長寿梅は、バラ科ボケ属の木であり、梅ではありません。名前のごとく縁起がいいとされ、当院を受診された患者さんが皆、長寿になることを願って、診察室前に飾っています。
これまで、夏に突然葉っぱが黄色くなり急激に落葉してしまう『葉ふるい』という状況になったり、おそらく害虫の仕業と思われたのですがすべての枝に膜がはったようになり枯れかけたりして、せっかく頂いた盆栽を駄目にしてしまうと心配になりました。しかし、スタッフが、毎日風通しのよいところに置いたり、殺虫剤などを使用したりと、熱心に手入れをしてもらったお陰で完全復活することができました。そして今回初めての花を咲かせました。まだいくつかつぼみがあり、暫く長寿梅の花の鑑賞を楽しめそうです。
明けましておめでとうございます。
今年は、新型コロナウイルス感染が収束していくことを心から祈念したいと思います。
これからも、地域医療に貢献し皆様の健康に寄り添っていけるよう頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。
診察室のドアを開けると、目の前の県道68号線の向こうに旧国鉄勝田線の下宇美駅跡があり、時計を備えた背の高いモニュメントがいつも目に入ります。このモニュメントは宇美町町政80周年の記念として、つまり20年前にたてられています。
勝田線は、鬼滅の刃の時代である大正時代に造られ、糟屋炭田が栄えていた頃に石炭運搬としても活躍し(鬼滅の刃の吾峠呼世晴さんは太宰府の竈門神社とともにとなり町のこの糟屋炭田も思い描き、主人公の竈門炭次郎をうみ出したかもしれないと勝手に想像しています)、福岡市吉塚と糟屋郡宇美町を繋いでいました。筥崎宮と宇美八幡宮、そして太宰府天満宮の三社参りできるように太宰府まで線路を延ばす計画さえあったらしいです。その後、炭田閉鎖に伴って利用者が激減し、1985年に廃線となっています。
線路は現在、15km以上のジョギングできる緑道となり、私も時々緑道を散歩したりジョギングしています。下宇美駅跡には、緑道を散歩していても気づかれないようなプラットホームが残されています。ここに下宇美駅が今もあればすごく便利だっただろうなぁと思います。
プラットホームの向こうにまえだ脳神経外科があります。
12月1日夜明け前、宇美八幡宮に今年最後の朔日(ついたち)参りにいきました。境内には誰もいません。今年5月にクリニックを開業後、毎月月始めに宇美八幡宮に行き、先月無事に過ごせたお礼と、また今月も新たに、皆が健康で、そして無事に診療できることをお願いしています。
開業して高々半年のまえだ脳神経外科は、月明かりの元、まだまだ夜明け前です。これからも艱難辛苦あると思いますが、頑張っていきたいと思います。
新型コロナウイルス感染者が再び急激に増加しています。さらに、重症者数も急増しています。ここで、皆、改めて、気を引き締め感染症対策を行わないといけません。
アメリカでは、ファイザー社より、臨床試験で新型コロナウイルスワクチンの感染予防効果が非常に高かったと発表しています。是非期待したいところですが、副作用も気になるところです。
世間は『鬼滅の刃』ブームですが、今後開発されるワクチンが、『COVID-19滅の刃』になればいいですね。
11月8日、まえだ脳神経外科の隣に建設予定のあいりお耳鼻咽喉科の地鎮祭が行われ参加させていただきました。来年の5月に開業予定です。あいりお耳鼻咽喉科の開業は、耳鼻科の馬渕先生、ご家族だけでなく、自分にとっても非常に待ち遠しいです。また、まえだ脳外科外科の地鎮祭は丁度1年前に行い、1年経つのも早いものだと感じています。これからあいりお耳鼻咽喉科とともに賑やかに頑張っていきたいと思います。
また、同日につくば市で日本頭痛学会総会があり、演題発表をしました。普段であれば、福岡の糟屋郡宇美町で地鎮祭に出席すれば、今年の学会会場は茨城県つくば市なので、演題発表はおろか学会への出席も当然できません。しかし、このCOVID-19禍で学会はweb開催となり、自分の演題を前もって登録しオンデマンドの発表となりましたので、宇美町の地鎮祭に出席し、さらに日本頭痛学会学術総会にも出席ならびに発表までできたことになりました。今後は、いろんな会合もweb開催となることも多いのかもしれませんね。
今回は、同じ日に本来遠く離れたところで行われた二つの大事な行事の両方に参加できて非常に充実した日となりました。
これまで何度か大野城跡に行っています。太宰府政庁跡から令和ゆかりの地として有名な坂本八幡宮の前を通って登山してもよかったし、四王寺山の中央にある四王寺県民の森から登ってもよかったです。今回は、土曜日の外来診療を終えたのちに、焼米ヶ原の駐車場に車を置いて四王寺山の尾根にある大野城跡の土塁をぐるっと回る6㎞のコース、ゆっくりと散策をしてみました。散策といっても、300m以上の高低差があり、トレッキングシューズが必須です。紅葉には少し早いですが、気候が良く気持ちのいい散策となりました。途中に、いろんな遺跡や名所があります。その中でも665年に築かれたとされる百間石垣は圧巻です。水城の土塁も山の上から眺めることもできます。
面白いのが、四王寺山というだけあり、ぐるっと大野城跡を1周すると、持国天、増長天、広目天、毘沙門天(多聞天)の四天王にまつわる名前を遺跡などの名称として目にすることができます。奈良時代に仏教で国を守ろうと大野城内に四天王寺を立てたことが四王寺山の名前の由来だそうです。665年の天智天皇が山城を築いた時代だけでなく、奈良時代、島津軍と戦った戦国時代、疫病や天変地異に祈祷するために三十三個の石仏が作られた江戸時代など幾重の時代の証しもこの大野城跡に存在しています。それらの時代の人たちもきっと今日と同じような景色を見ただろうし、これからも同じような景色が続いていくと考えると、これまでの歴史、これからも続いていく歴史の中で、ほんの一瞬の現在を自分が生きているのだと感じました。
当院の放射線技師より、院内でスタッフに向けてMRIの医療安全の講義をしてもらいました。私も初めて聴講する内容もあり、かなり有意義な講義でした。
当院にとってMRIは、患者様に詳細な医療を提供できる最も重要な設備です。しかし、優れた設備の一方で、安全確認を怠ると重大な事故が生じえます。機械としてのMRIとはどういったものか、そして過去の医療事故の症例も提示してもらいました。安全にMRI検査することを常に考え、患者様には安心して検査していただける環境を作らなければいけないことを再確認しました。