コロナ感染の第5波が急速に落ち着き、緊急事態宣言も全面的に解除になりました。そこで休日に息子と2人で宗像市の大島までフェリーで釣りに行きました。
いつも通勤は車ですので、久しぶりに公共交通機関を利用しました。乗船中は皆マスクをつけ、片道30分の乗船時間でした。
大島には、うみんぐ大島という防波堤内の海の釣り堀があります。今回は、息子が釣り、自分がサポートをしました。少し波が高く足場も揺れ船にのっているようでした。
大島には、世界遺産である「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群に含まれる中津宮があります。沖ノ島の沖津宮と宗像大社辺津宮とともに宗像三女神が祀られています。釣りの帰りに少しよってみました。
釣果は、いずれも40cmを超えた真鯛3匹でした。
第6波の懸念もありますが、少しずつコロナ禍前の生活に戻りたいものですね。
モリモリの鉢植えをしました。You Tubeをみて参考にしました。こんなに植えて大丈夫かな?
大事に育てて、来春3月ごろよりクロッカス、次にチューリップ、そしてしばらくしてドーンとユリが咲く予定です。
鉢の一番下の層には1株の白いユリの球根です。
ユリから5cm上の層には2種類のチューリップの球根です。
さらに5cm上の層には黄色いクロッカスの球根です。
最後にトレニアなど地上に寄せ植えをしています。
「歯車」は芥川龍之介の晩年の作品です。タイトルの歯車は、片頭痛の前兆として視界に現れる症状の描写であり、芥川龍之介自身が片頭痛を患っていたのは有名な話です。
「歯車」は、1927年に芥川龍之介が服毒自殺する数ヶ月前に作られた作品のようです。レエン・コオト(レインコート)から、始まる小説ですが、読んでいると、昭和初期に時代がさかのぼり、何だか不気味な世界に浸っていきます。さらに不吉な印象が駆けめぐり最後はドキッとする終わりになります。主人公は時々、視界に歯車が見える前兆が起こったのち、その後ひどい頭痛に悩まされる発作を生じています。まさに「典型的前兆を伴う片頭痛」です。芥川龍之介は、晩年精神が不安定であったようでこの小説にも心象風景として表れていますが、片頭痛の描写がさらに不吉な印象を濃くして小説の終わりを迎えます。
当時、片頭痛に関して現在のように医学的には全く解明されていません。今では通常医療となってるトリプタンという片頭痛の特効薬はありませんし、ましてや今から話題になっていく新薬、片頭痛の原因物質とされるCGRPに対して直接効果をもたらす抗CGRP抗体、抗CGRP受容体抗体の薬(エムガルティ、アジョビ、アイモビーグと3つの新薬が登場しています)などありません。もし芥川龍之介が存命の時、これらの薬があれば、「歯車」は全く違った作品になっていただろうなと思います。
おしゃれな鉢にこころ休まりそうな可憐な花を咲かせているサンブリテニアです。クリニックの近所の方から頂きました。これまでもいろんな花を頂き、ガーデニングのご指導をしてもらっています。
今年7月から、物流事業を中心として多角経営をされている宇美町内の企業の産業医をしています。今年4月に絶滅危惧種の金蘭が自生し咲いているところを観るために宇美町内に車で向かっていました。初めて通る道で、道路に面して一面に鮮やかな濃いピンク色の芝桜を敷き詰めた植え込みのある新しい物流会社がありました。宇美町にはこんなきれいな会社もあるんだなぁと横を車で通りながら思っていましたが、その1ヶ月も経たない時に、その会社から産業医の依頼があり、お引き受けしています。
昨日、初めて会社に伺い、会社の労働衛生委員会に出席しました。4年前に、博多から宇美町に移転されたとのことで、会社内は広くてやはり非常にきれいにされていました。会議では、少人数で、他支社の方々ともリモートで会議をしました。勤務医時代とは異なり、会社の産業医としても頑張っていきたいと思っています。
昨日8月8日に東京オリンピックが閉幕しました。オリンピック開催において賛否ありましたが、開催されたことで後世まで記憶されるような感動の名場面がいくつもあったように思います。毎日テレビでオリンピック競技の観戦を楽しむことができましたが、一方でコロナ感染が急増している現実を直視し考えた行動をとらなければなりません。
8月になり、自宅の本棚にあったノンフィクションの「特攻基地知覧」という本を読み返しました。戦争中、特別攻撃隊員として絶体絶命の場に立たされた人間が描かれています。旧日本軍首脳が言うように、「自発的な志願者だった」特別攻撃隊員もいました。それを表すように鹿児島の知覧の特攻平和会館には手紙などの遺品が展示されています。しかし一方で、死を強制されて「この戦争は日本の負けです。しかしわれわれは命令だから死にます。」と受けとめた隊員、受けとめきれず迷った隊員、心を病み異常行動を起こした隊員がいたのも事実のようです。いずれにしても巨大な悪魔の戦争が当時の人々の人生を狂わせたのです。戦争を二度と繰り返してはいけませんね。
大学生の時には知覧の特攻平和会館をよく訪れていました。写真は5年以上前に撮影しました。三角兵舎は特攻隊員が突撃までの数日間過ごした宿舎です。半地下式の掘建小屋です。林のなかに作られ屋根も低くなり、敵機に見つからないような構造です。
自分の出生の起源の大分県宇佐市に用事があって行きました。その際、久しぶりに宇佐神宮を参拝しました。宇佐神宮は、全国に4万社以上ある八幡宮の総本宮です。八幡神である応神天皇が生まれたとされるのが宇美八幡宮です。長い境内を歩き本殿へとたどり着きます。宇佐神宮では、起源は不詳とのことですが、二礼 四拍手 一礼での拝礼です。宇佐神宮式に則って拝礼してきました。
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今朝、プランターのひまわりが一輪咲きはじめました。このひまわりは背丈は低いのですがたくさんの花を咲かせます。これから毎日のように次々に乱れ咲きそうです。
夕方には花びらがだいぶ開きました。
昨年の夏、息子と響灘の沖合へヤリイカの夜釣りをしました。浮きスッテと鉛スッテという2つのスッテ(イカが抱きつきやすいような形にした擬餌針です)を用いたイカメタルというやり方で釣りました。2人で50杯以上釣り上げました。今年もまた、行きたいと思っています。
午後5時過ぎ若松から響灘へ
午前0時過ぎ響灘の船上です。
宇美町のコロナワクチン集団接種の高速大名行列方式が全国で話題になり、さらに台湾でも宇美町方式として採用されているとききます。
宇美町では、コロナワクチン接種方法として、集団接種とともに個別接種も行われています。個別接種は、宇美町内のクリニックで行われて、まえだ脳神経外科でも平日午後に通常診療とともに行っています。処置室内にカーテンでしきって3人ずつ椅子に座って待っていただき、いわゆる宇美町方式のような状況でワクチン接種してますので効率的に行うことができます。また、集団接種としては、有名になっている宇美町方式といわれている方法で接種を行っている会場とともに、もう1つ会場があります。こちらは、接種する町民に動いてもらう全国的に行われている通常の接種方法です。私は、このもう1つの会場で土曜日にワクチン接種の応援にいっています。
先日は農林水産副大臣が視察に来られました。宇美町長と副町長と私の4者で、接種後の会場で現状の話をさせてもらい、また激励してもらいました。
先月より、片頭痛に対しての新薬であるエムガルティが発売されています。片頭痛の痛みの原因物質と考えられているCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)に対して作用する薬です。これまでの片頭痛治療薬で痛みのコントロールが困難な患者さんたちに、非常に高い効果で片頭痛発作の予防ができることが示されています。是非当院でご相談下さい。
また、片頭痛におけるCGRPに対しての治療薬は、その他にもたくさん開発中で治験中の薬もいくつもあり、今後、認可され発売されるのが楽しみです。
CGRPは、神経や血管などに作用する重要な物質であることは以前から知られています。今、片頭痛にとってCGRPは治療の標的となる悪者です。しかし、20年前私が大学でくも膜下出血の研究をしていたころ、CGRPは善い者としてとらえられていました。くも膜下出血後に生じる脳血管攣縮という重篤な病態に、CGRPは強力に血管を拡張させる作用をもつため、CGRPを治療薬として投与することでくも膜下出血の予後を改善させるということで熱く議論されていたことを思い出します。CGRPが注目されるのは今も昔も変わりませんが、歴史を感じてしまいますね。
エムガルティが発売された頃に、宇美町で自生し咲いていた絶滅危惧種の「金蘭」です。
新型コロナワクチン接種を、宇美町主導のもと、5月17日から当院でも行っています。現在は、高齢者に接種していますが円滑に行うことができています。6月からは宇美町の集団接種のサポートにもいく予定です。
私自身、医療従事者として先日2回目のワクチン接種を完了しましたので参考にしてもらえればと思います。私は、さばアレルギーがありますが、2度の接種ともアナフィラキシーの症状は出現せず、全くアレルギー反応はありませんでした。1回目の接種では、その夜から少しずつ接種部(~首筋)が痛くなり、翌日1日は痛みのために接種した左上肢を挙上することができませんでした。しかし2日後にはほぼ改善しました。発熱は全くありませんでした。2回目の接種後にも同様な筋肉痛が出現しました。それとともに接種翌日からだんだん悪寒、倦怠感、そして38度台の発熱となりました。食欲は、だんだん体調が悪くなっているときだけ落ちましたが、熱発中でもしっかり食事を摂取できました。カロナール400mgを内服し腕の痛みと倦怠感が少し和らぎました。発熱した日にピークを超えると身体は軽くなった感じがしました。2回目接種2日後は、カロナールなくとも解熱していたのですが午後から軽度の倦怠感と37度台の発熱がありました。しかし十分仕事をすることはできました。3日後には全く何時も通りとなりました。2回目の接種後は結構辛い時間がありました。世間でいわれるように自分自身もワクチン接種による副反応がしっかりありました。しかし副反応を感じることで自分に免疫ができていることも実感でき、安心感もありました。これは年代差そして個人差が大きいと思いますので、ご年配の方々はあまり発熱しないことも多いかもしれませんし、副反応が少なければそれに越したことはないと思います。
ワクチン接種に関していろんな意見があると思いますが、なるだけ多くの方に早くワクチン接種が行き渡り、そして皆が早くもとの生活を取り戻すことができればと思っています。
プランターに蒔いていたひまわりの種が芽を出しました。夏には、元気にたくさんの花を咲かせていると思います。